鼓膜の奥で蠢(うごめ)くリズム

どこからか何やら音色が聞こえてくるようだ・・・



テレビを観たり
ラジオを聴いてる時は、
これといって気にならないのに
電源を落とし
静寂と戯れると
孤独に息詰まった者達が
一斉に音をたてる。

小さな規模のオーケストラが
唯一の聴衆に奏でる
交響曲［シンフォニー］。

まだ駆け出しで
楽器の音が被(かぶ)ってしまう事も日常茶飯事。


それが妙にもどかしかったり
くすぐったいのだが…

行き着く先は、鳥肌総立ちのグランドフィナーレ。

鳴り止まぬスタンディングオベーション。

アンコールに応えようとするも
演奏を終えた疲労感に
堪(こた)えてしまったブラスの面々。


　>＞> どうか赦(ゆる)してあげてください･･･
　あの子たちはまだ青く幼いんですから･･･ <＜<

指揮者がタクトを巧みに操り
聴衆を落ち着かせ、演奏者を宥(なだ)める。


人知れぬ、その楽団の名は
【Insectz Ltd ΑμτμΜΝ phil Orchestra】


なお…次回の公演は、来秋となっております。
チケットは無料にて随時配布、座席の確保はお早めに。



おあとがよろしいやうでn(＿ ＿)n